【Student Voice】「やってみる」の思いきりで広げる新世界-大学院工学院 量子理工学専攻 宮下岳士さんー

工学と医療が響き合うとき
現代社会の基盤を静かに支え続ける工学。
その知恵の結晶は、今や医療の最前線でも息づいています。
若き工学生たちの探究心と情熱が結実する瞬間、工学と医療が響き合う新たな旋律が刻まれます。(広報誌『ENGINEERING』Vol. 438より)
ものづくりと医療が繋がる環境で
大学生になったら全く新しい自分の居場所を作りたくて、憧れの北海道へ。ものづくりと医療を結びつける研究が盛んな工学部を選択しました。研究テーマは、がんの陽子線治療です。目に見えない陽子線から発生する超音波を測定し、ビームが体内のどこに当たったかを1mm未満の精度で「見て」確認する技術を開発しています。北海道大学は工学部と同じキャンパスに大学病院と陽子線治療センターがあり、学生である自分たちも最先端の機器を使って研究できる、非常に恵まれた環境にいます。研究室に配属された当初は苦戦していたプログラム作成も、今では複数の処理を入れた解析コードが書けるようになり、できることが増える楽しさを実感しています。


NPOにサイクリング、充実のオフ時間
生後まもなく補聴器を使い始め、周囲から様々なサポートを受けてきました。その経
験が土台になって今はフリースクールや高齢者支援など誰かの居場所づくりをお手伝いするNPOでボランティアをしています。趣味はサイクリング。夏に10時間以上かけて積丹まで走り、温泉で疲れをとってラーメンを食べて帰ってきました。大学に入ると研究室選びも含めて選択肢が常に幅広く、今に至るまで悩んだ時期もありましたが、不思議なことに振り返ると“全部繋がっているのかな”という気がしています。将来について考えすぎて足を止めてしまうよりは、少しでも興味があったらやってみる。それくらいの思いきりで進んでいけば、きっとまた新しい世界が広がります。
宮下 岳士
大学院工学院 量子理工学専攻 量子ビーム応用医工学研究室 修士課程1年(取材当時)/石川県立金沢二水高等学校出身
My Favorite I tems

研究ノート
プログラム作成や思考の整理、TO DOリストはタブレットよりも直筆派。受験期から7年近く使い続けているシャーペンを使って。
※本記事は、広報誌『ENGINEERING』Vol. 438に掲載した記事を、ウェブ掲載用に再編集したものです。