懸垂液滴(ぶら下がった滴)は日常生活にありふれて存在するが、そのダイナミクスは完全には理解されていない。我々はこれまでに超流動(粘性を失った液体)ヘリウムの懸垂液滴の滴下周期が離散化する(滴下間隔が飛び飛びの値を取る)という超流動特有の現象を発見していたが、本研究では針の先端から液滴がほとんど残らずに落ちる場合には滴下周期の離散化は起きないことを発見し、そのメカニズムを明らかにした。
谷 智行, 澤田 圭吾, 三宅 啓斗, 髙松 翔太, 山根 諒太, 石本 悠理, 松川 隆太, 青木 悠樹, 野村 竜司
Journal of the Physical Society of Japan, 94, 065001